2008年8月21日に宮崎県経営革新計画の認証を受け、遮熱塗料「ファームバリア」を農畜産分野に応用し畜産業の生産性・品質向上に寄与できるよう生産者の皆様をはじめ関係各所の方々と意見交換しながらご提案を行っています。

ファームバリアカタログ(農畜産編)(PDF)


畜舎遮熱塗装

スレートやガルバリウムなど畜舎屋根は経年による汚れやくすみで熱を蓄積しやすくなっており夏季には畜舎内温度が上昇し家畜の体調悪化や生産性の低下を招きます。通常、暑熱対策として送風機や細霧、スプリンクラーによる散水、飼養密度の低減などを実施していますが近年の温暖化で完全な対策とはいえない状況です。

遮熱塗料「ファームバリア」で畜舎屋根を塗装すると、開放畜舎の場合でも夏場の午後には1℃~4℃の温度上昇抑制効果を得ることが出来ます。

スレート畜舎遮熱塗装前後の表面温度比較 (福岡県豚舎)

施工前スレート畜舎拡大する
施工前スレート畜舎

施工前スレート畜舎表面温度 45.1℃拡大する
施工前スレート畜舎表面温度 45.1℃

施工後スレート畜舎拡大する
施工後スレート畜舎

施工後スレート畜舎表面温度 34.7℃拡大する
施工後スレート畜舎表面温度 34.7℃

畜舎内温度遮熱塗装前後の比較 (福岡県豚舎)

午後12時~午後18時の間で顕著な温度抑制効果が見られる。

畜舎内温度比較 最高温度の週平均 (鹿児島県牛舎)

※ファームバリア塗装畜舎・通常畜舎・ミスト使用畜舎の温度比較

畜舎内温度比較 最高温度の日内変動 (鹿児島県牛舎)


飼料タンク

夏季の飼料タンク内温度は60℃程度まで上昇し飼料品質に影響を与える可能性が考えられます。

また、日較差の上昇(秋から春にかけては30℃もの温度差になる)により結露が発生しカビ毒の増殖の原因になります。遮熱塗料「ファームバリア」を飼料タンク表面に塗装する事により飼料タンク内温度は最高で18℃抑制する事が確認されました。また、日較差は通常タンクとの比較で平均15℃程度抑制し環境温度の変化と同レベルにする事が出来ます。


カーフハッチ

体力が弱く病気にかかりやすい子牛を病気から守る為、個別で飼育する小さな畜舎がカーフハッチです。カーフハッチの多くはFRP製ですが夏季の高温の影響は通常の畜舎より過剰に受けます。(体積が小さい為影響を受けやすい)

そこでカーフハッチの表面に遮熱塗料「ファームバリア」を塗装するとカーフハッチ内の環境が驚くほど改善します。カーフハッチ内に滞在する時間が長くなり、息づかいも穏やかになります。

通常カーフハッチ拡大する
通常カーフハッチ

通常カーフハッチ 最高温度 54.8℃拡大する
通常カーフハッチ 最高温度 54.8℃

遮熱カーフハッチ拡大する
遮熱カーフハッチ

遮熱カーフハッチ 最高温度 45.8℃拡大する
遮熱カーフハッチ 最高温度 45.8℃

塗装材料

ファームバリアTioまたはファームバリア 16kgセット(A液14kg・B液2kg)
ファームバリアプライマーS 28kgセット(A液14kg・B液14kg)
ファームバリアシンナー  16ℓ

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